4 月 18

ファッションをさらに楽しむために、ファッションの基礎知識として半再生繊維の特徴を知って洋服選びや保管などに活かしてください。
繊維の基礎知識を知ることは、上手に特徴を活かす衣料品を選ぶのに大切なことなのです。
半合成繊維とは、天然の繊維やたんぱく質と、化学物質を結合させた繊維のことです。
半合成繊維には下記の種類があります。
・アセテート、トリアセテート
アセテートは、天然のセルロースに酢酸を科学的に結合させた酢酸セルロースを原料としています。
酢酸セルロースの性質を変え、アセトンという薬品で溶解させ、できた繊維がアセテートです。
一方、トリアセテートは酢酸セルロースの性質を変えず、塩化メチルで溶解して作った繊維です。
アセテートとトリアセテートは、絹に似た光沢があり、その落ち着いた光沢から、レディースフォーマル、パーティー用ドレスなどのファッションの素材として定着しています。
欠点は、身の回りのものでアセテートやトリアセテートが溶けてしまうことです。
マニキュアの除光液、シンナー、瞬間接着剤には要注意です。
酢・マヨネーズ・サラダドレッシング、整髪料でもアセテートとトリアセテートは溶ける危険性があります。
ストーブや自動車の排気ガスにより変色・退色することもあります。
・プロミックス
牛乳から取れるミルクカゼインと言うたんぱく質と、アクリルの原料であるアクリロニトリルを科学的に結びつけてできる繊維です。
絹のような風合いと光沢があります。
また、吸湿性、速乾性にすぐれています。
耐熱性が悪いので、アイロン掛けの際、注意が必要です。

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