ファッションを引き立たせる宝石の王様であるダイヤモンドについての基礎知識を説明しましょう。
ダイヤモンドの硬度は10で、最も硬い宝石です。
このため、長時間の研磨によって美しいカット面が作られ、傷がつきにくいので長くその美しさを保ちます。
しかし、靭性(割れ難さ)は弱く、ハンマーでたたくと割れてしまいます。
また、ダイヤモンドは透明で、非常に屈折率が高いため、その輝きの素となっています。
ダイヤモンド光沢と呼ばれる光の反射率の高さも特長です。
ダイヤモンドの重さの単位は、キャラットです。
1キャラットは0.2gとなっています。
ダイヤモンドの透明度は、傷のない順から、F(Flawless)、IF(Internally)、VVS1、VVS2、VS1、VS2、SI1、SI2、I1、I2、I3、となっています。
Fは、まったく傷のない状態を表します。
IFとは、表面にのみ傷のある状態です。
ダイヤモンドのカットの美しさは、シンチュレーション(表面の輝き)・ディスパージョン(光の屈折の輝き)・ブリリアンシー(光の全反射による白い輝き)の3つを引き出す美しさです。
理想的なカットであるExcellent、以下、Very Good、Good、 Fair、 Poorとなります。
色のグレードは、Dが最高で、以下E~Zまでです。
透明なものほど価値があります。
しかし、ピンクダイヤモンドやイエローダイヤモンドなど珍しいダイヤモンドも希少価値があります。
このように、ダイヤモンドは様々な評価の基準のある宝石です。
上記の、キャラット(Carat)・透明度(Clarity)・カット(Cut)・色(Color)は、ダイヤモンドの4Cと呼ばれます。
ダイヤモンドの基礎知識を知り、ぜひあなたのファッションに活かしてください。
5 月 10
5 月 08
ファッションの1つのアイテムであるジュエリーについての基礎知識について説明しましょう。
ファッションに輝きと美しさを与える宝石とは、自然界で生まれた鉱物や岩石をカット・研磨した天然のダイヤモンド、天然のエメラルドなどの天然石を指します。
装飾として使われる鉱物には、この天然石以外の人工生産物があり、合成石・人造石・模造石があります。
合成石は、天然石と同一もしくはほとんど同じ化学特性・物質特性を持つ合成ダイヤモンド、合成エメラルドなどで、人の手で生成されたものです。
人造石は、キュービック・ジルコニア、イットリウム、アルミニウム、ガーネットなど、一定の化学特性・物質特性を持つ人工的に作られた物質です。
模造石は、天然石や合成石の色や外観、質感を模造したガラス、プラスチック、セラミックなどがあります。
一方、貴金属は、柔らかで色が美しく希少価値のあるジュリーです。
プラチナ・パラジウム・ロジウム・ルテニウム・リジウム・オスミウムの白金族にゴールド・シルバーを加えたものを貴金属と言います。
貴金属は、そのままでは柔らかすぎて加工が難しいので、硬さの補強のため金属が加えられています。
金の場合は、24金(K24)が純度100%、18金ホワイトゴールド(K18WG)の場合は、金750に対してパラジウム250の割合となります。
プラチナは、プラチナ1000(Pt1000)が純度100%、プラチナ950ならプラチナ950に対してパラジウム50の割合です。
ジュエリーは、身に付けることでより一層、ファッションを引き立てます。
そのジュエリーの基礎知識を知ることで、ファッションをより楽しむことができるのです。