おしゃれは足元から、と言います。
足元のファッションを演出する靴は、いつでもきれいにしておくために、手入れや正しい保管はかかせません。
大切な靴を長持ちさせるのは、どのようなことに気をつける必要があるのか、その基礎知識を知っておきましょう。
・サイズに合った靴を選びましょう。
サイズの合わない靴は、型崩れを起こすだけでなく、余計な汗をかくため靴を傷める原因にもなります。
必ず、自分の足にフィットした、つま先にゆとりのある靴を選びましょう。
紐靴の場合には、紐をしっかりと締め、靴を安定させましょう。
・靴にもお休みを。
気に入った靴を何日も続けて履かず、必ず1日靴を休ませましょう。
履いた後、直射日光の当たらない風の通る場所に1日置いておきましょう。
・湿気に気をつける。
雨の日などに履いた場合は、新聞紙などを入れて水分を取り、水分を取ったらすぐに濡れた新聞紙は取り出してください。
その後、乾燥剤を入れて、陰干ししてください。
・薄紙で靴を包まない。
靴を購入したときに靴を包んでいる薄紙で、手入れした靴を包むのはやめましょう。
薄紙で包むことで湿気によってカビが発生することがあります。
また、シューキーパーも長期間保管で使うと革が伸び、湿気がこもる場合があります。
・靴のケアをしましょう。
3足ローテーションで靴を履く場合、2週間に1度を目安として、きちんと汚れをおとし、クリームなどで靴を保護しておきましょう。
・購入してすぐの手入れも必要です。
靴を購入したら、すぐにクリームを塗り、防水スプレーをかけることで、傷や汚れを防止できます。
基礎知識を身につけて、靴とのよい関係を作り、ファッションをぜひ楽しんでください。
靴、衣服、バッグなどのファッションに欠かせない皮革製品の美しさを長く保つためには、手入れや保管方法の基礎知識が必要です。
基礎知識を知らないことで、間違った手入れ方法によって皮を痛めてしまう場合もあります。
皮革製品の日常の手入れで必要なことはまず汚れをおとすことです。
一般的に乾いた柔らかい布で汚れを落とし、それでも落ちない場合、クリーナーを使います。
手入れ剤を利用する時には、かならず目立たない場所で使用してテストを行ってください。
雨などでぬれた場合も、ドライヤーなど高温で乾燥させると皮を劣化させてしまいます。
革靴の場合は、タオルなどで水分を充分吸い取り、風通しの良い場所で乾かすよう、心がけてください。
手入れ剤には下記のようなものがあります。
・クリーナー
皮革製品の汚れをおとすために使います。
チューブ入り、瓶入り、消しゴムタイプなど様々な種類があります。
汚れを落とす他に、防水やつや出しなどの効果があるクリーナーも販売されています。
エナメル専用、アニリン専用など、皮の種類によっては染みになる場合もあるので、皮革にあったものを使用してください。
・クリーム
皮革製品のつやや色の保持、傷や汚れの防止、防水などのために使用します。
・保革剤
皮革に柔軟性を与え、割れにくくします。
・防水剤
エアゾールタイプが主流です。
皮の表面の仕上げ状態に合わせた種類の防水剤を用います。
スエードなどの起毛の皮革は、こまめにブラッシングし、汚れは消しゴムタイプのクリーナーを使っておとします。
スエードは耐水性が少ないので、防水剤を利用しておくと良いでしょう。
保管の際には汚れを充分におとしておきましょう。
汚れが残っていると、その汚れを養分としてカビが発生する場合があります。
防カビ効果のあるクリーナーやクリームも活用しましょう。
そして、時々外に出し、風を通すことも必要です。
皮革製品の手入れをしっかりと行って、ファッションをぜひ楽しんでください。