4 月 21
ファッションを楽しむためのアイテムの1つに皮革製品があります。
ここでは、皮革の種類などの基礎知識を説明しましょう。
・天然皮革
天然皮革の中で最も多いのは牛皮です。
ハンドバッグや衣料、手袋、靴など様々な用途で使われています。
産地や性別・年齢などで牛皮は様々な種類に分けられています。
この他、皮革には、馬・羊・カンガルー・ワニ・鹿・ヘビ・ダチョウ(オーストリッチ)など様々な皮革があります。
同じ原皮であっても、なめし方法で製品の特徴は変わってきます。
なめしによって、皮のたんぱく質や脂肪などを除去し、柔軟性と耐久性を与えます。
また、加工によってもスエードや光沢のある樹脂を塗ったエナメルなど様々な種類にわけることができます。
天然皮革は、吸湿性・透湿性・通気性・保温性が良い反面、吸水によって変形を起こしやすく、カビの害を受けやすいのが欠点です。
・合成皮革
生地表面にポリウレタン樹脂をコーティングしたもので、通気性に欠ける反面、加工が簡単で価格が安いのが特徴です。
・人工皮革
超極細繊維の不織布に多孔性のポリウレタンを浸透させて表面加工を施し、起毛したものです。
天然皮革に比べて強度が低く、吸水性に劣りますが、外観や風合いが天然皮革に似ています。
合成皮革、人工皮革ともにポリウレタン樹脂が5年くらいで劣化してしまいます。
合成皮革・人工皮革は長時間日光に当てないなどの配慮が必要です。
保管に気をつけてもポリウレタンは劣化してしまうので、購入した際はしまいこまずにどんどん着用しましょう。
皮革の特徴などの基礎知識を身に着けて、ファッションにぜひ活かしてください。