5 月 01
ファッションに欠かせない大切な衣料品をクリーニングに出した後、変色などのトラブルに見舞われることがあります。
このようなクリーニング事故に合わないための基礎知識を知っておきましょう。
第一に気をつけなければならないことは、家庭での洗濯と同様に、汚れて時間の過ぎたものはクリーニングであっても汚れをおとしにくくなります。
汚れて長期間すぎた場合、汚れを落とすために洗浄力の強い洗剤を用いなければならず、強い洗剤を用いるということは、生地を痛めてしまうことにつながります。
クリーニングを過信せず、クリーニングに出したいものがある時は、できるだけ早く出すことが大切です。
また、クリーニングに出す時には、処理のしやすいように汚れの状態を伝えることも大切です。
何も伝えずにだまったまま受付に出してしまうのはやめましょう。
また、衣類に使われている繊維の基礎知識を抑えておくことも必要です。
ポリウレタンは製造からの寿命が3~5年と短い繊維です。
このポリウレタンが含まれる合皮製品などは、クリーニングに出さなくても時間が立つと劣化してしまいます。
それをクリーニングに出してからの劣化に気づき、クリーニング事故だと勘違いしてしまう場合もあるからです。
また、生地が劣化しているため、クリーニングでの洗浄で破れてしまうこともあります。
最近の衣料品は、新素材や凝ったデザインなどの洗濯の難しい商品も増えています。
家庭での洗濯やクリーニング店でも扱いやすいものを選ぶなど、ファッションを楽しむ際には、デザインだけでなく、衣料品のケアまで考えて商品を選ぶ必要があるのです。